選外の方々

 2008/10/09(Thu)
 今回の大琳派展にあたって、久しぶりに過去の琳派関連の美術展カタログを色々ひっくり返していたのですが、特に印象深かったのが2004年のRIMPA展(国立近代美術館)との違いでした。あちらはかなり思い切って、明治以降の下村観山、菱田春草、小林古径、横山大観等はともかくクリムト、ルドン、ウォーホルという意外な路線まで手広く取り込んでいましたが、今回はいかにも東博らしいというべきか(笑)どーんと手堅くオーソドックスな6人に絞り込んできましたよね。まあ海外の画家は私も今ひとつぴんと来なかったので、それならどこかで誰かが触れていた田中一光を入れて欲しかったなーと感じました。(というわけで、今回BRUTUSの特集で取り上げられていてちょっと嬉しかったり。^^)

 そしてもう一人、観山や春草も確かにちらほらと琳派の影響を受けてはいますが、もっとそのものずばりで琳派チック?な神坂雪佳が今回抜けていたのは、正直ちょっと残念でした。そもそも雪佳は、最初に見た琳派展「日本の美「琳派」展一九九六」で例の金魚と衝撃の出会い(笑)を果たして以来、琳派関連ではよく目にしている画家の一人ですし、ほのぼの琳派な中村芳中とはまた違う微笑ましさの漂うあの雰囲気は結構好きなのです。最近では2003年の回顧展以降、あまりまとまった数の作品を見る機会に恵まれていませんが、あの愉快な金魚にはまた会いに行きたいですね。(^^)
 ところで2003年の回顧展はちょっと思い出深いものでして、あの時は色々都合がつかなくてやっと最終日に飛んでいったら、図録が既に売り切れだったのです。(涙) うわーんそんなー、こんなにたくさん雪佳の作品をまとまって載せた本なんてないのにー!と大ショックだったのですが、何とその翌年の他でもないRIMPA展で、近代美術館のミュージアムショップに委託販売分が残っているのを発見、喜び勇んで購入したのでした。ありがとう近代美術館!

 ともあれ、その後2006年の高島屋と去年の細見美術館はあいにく行きそびれてしまったので、次に会えるのはいつかなーと期待中です。しかしそれにしても抱一にしろ其一にしろ、単独であの回顧展くらいのレベルの特別展をやってくれると嬉しいんですけどねえ…

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