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琳派400年(番外編) 屏風と装丁

 2015/06/26(Fri)
 以前、酒井抱一の絵を装丁に使った本をいくつかご紹介しましたが、最近また書店やネットで目についたものがありました。というわけで、どちらも中身は直接関係ないと思われる本ですが、ご参考までに紹介いたします。


 
 『平安朝物語の形成』後藤幸良(笠間書店、2008/12)


 
 『大和魂の精神史』島内景二(ウェッジ、2015/03)


 どちらも「夏秋草図屏風」の「秋草図」を使った表紙で、よく似ています。
 このうち『大和魂の精神史』は最近出たばかりの本なので、書店で実物を見かけました。おお、抱一さんだと思わず手に取り、いつ出たのかなと奥付を見ようとして何の気なしにひっくり返し、次の瞬間驚きました。
 何と、裏表紙には尾形光琳の「風神雷神図屏風」の風神がいたのです(!)。
 抱一さんの絵を使った装丁は今まで結構見てきましたし、他の画家の絵と組み合わせたものもありますが、元々表裏に描かれた「風神雷神図」「夏秋草図」を一緒に使った装丁は、美術関連の本以外では珍しいのではないでしょうか。しかも秋草の裏にはそれに呼応した風神をあしらっているのですから、この装丁を手がけた方は間違いなく元々の屏風がどんなものかをご存知なのでしょう。なるほど、本の装丁だとこういう粋な使い方もあるのかと、ちょっと嬉しくなった1冊でした。

 ところでその抱一さんですが、先日「鳥獣戯画展」で東京国立博物館を訪れた際、本館の売店で素晴らしいものを発見しました。

 何と何と、光琳の「風神雷神図」と抱一の「夏秋草図」を本来の姿そのままに、表裏一体で作ったミニチュア屏風があったのです!


風神雷神図・夏秋草図
光琳筆「風神雷神図」・抱一筆「夏秋草図」両面屏風


 元々「風神雷神図」と「夏秋草図」のミニチュア屏風はそれぞれ単独で売られていましたが、今回は琳派四百年記念にあたって特別に製作されたということでした。いやもう、見た瞬間飛び上がり、すぐさまレジへ直行したのは言うまでもありません。そうですよ、こういう本来の「裏屏風」として見られる「夏秋草図」が欲しかったんですよ!!
 というわけで、このミニチュア屏風は制作会社HPのオンラインショップでも販売しています。興味のある方は、以下リンクからどうぞ。

 便利堂:「風神雷神図・夏秋草図両面屏風

 ちなみに酒井抱一関連の美術館グッズは他にも「四季花鳥図絵巻」のミニチュア等色々ありますが、特にコレクターズアイテム?としてお勧めのうちのひとつが、静嘉堂文庫美術館のクリアファイルです。
 同館所蔵の抱一作「絵手鑑」をモチーフにしたものなのですが、何とこの冊子に載っている72点の絵すべてを全画面に配した、抱一ファンには実に嬉しいグッズなのですね。この「絵手鑑」の絵は代表的な数点が色紙等になっていますが、馴染みの薄い作品も多いので、ちょっとした画集代わりとしてもありがたいお買い得品です。

 なお、秋の京都琳派展では抱一の「夏秋草図屏風」も出展予定のようです。あの屏風はもう何度も見ていますが、京都で会えるのは今年が初めてなので、これまた楽しみですね。

 参考リンク:「琳派 京を彩る」(京都国立博物館公式サイト


 関連過去ログ:
  ・装丁あれこれ
  ・続・装丁あれこれ
  ・琳派の色
  ・典雅なる花鳥

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