あおによし奈良 遷都1300年

 2010/06/01(Tue)
 5月29日から3日間、遷都1300年で盛り上がる奈良へ行ってきました。今回は大遣唐使展&石上神宮での七支刀拝観という二大イベントが目的で、運転手同伴(笑)のためかなり広範囲を動けるのが嬉しいところです。
 というわけで、まずは初日、29日の奈良から。

 東京から新幹線に乗り、京都経由で奈良へ到着したのは既に午後2時を回った頃で、真っ先に向かったのはもちろん奈良国立博物館です。昔よく正倉院展で訪れたところですが、思えばこの時期の訪問は初めてかもしれません。博物館周辺の奈良公園の鹿たちも至ってのんびり平和そうにお昼寝中で、観光客に大人気でした。

  奈良公園にて
  ぽかぽか~眠い~(笑)


 しかし今回は鹿と戯れている暇もあまりないので、駆け足でいよいよ大遣唐使展へ突入です。

  大遣唐使展

 一歩入ってまず出迎えてくれたのは、薬師寺の聖観音。すらりとした気品ある立ち姿が美しい仏様で、しかも今回はペンシルベニア大学博物館蔵の観音菩薩立像との共演という珍しい展示です。並んで見るとなるほど大きさといい姿と言いよく似ていて、まさに兄弟のようでした。
 また少し先には、以前東博でお目にかかって以来の再会でもある、井真成墓誌がお出迎えです。「日本」の国号が記された最古の史料という貴重さは言うまでもないですが、とにかくこの墓誌の内容ときたらそれはもう泣けて仕方のないものでして、久しぶりに見たらやっぱりまたほろりとしてしまいました。以前「思い出の美術展4」でも触れましたが、こういうの弱いんですよ私…

 参考リンク:Wikipedia提供「井真成

 そして何と言っても、今回の真打ちはチラシでも大々的に宣伝された、27年ぶりに里帰りの「吉備大臣入唐絵巻」です。
 現在はボストン美術館所蔵のこの絵巻、海外流出さえしなければ国宝間違いなしと言われて色々有名なだけに、機会があればぜひ一度見たいとは思っていました。それだけに今回の里帰りを聞いて飛び上がり、これ一つのためだけに奈良まで行こうと決心していたものです。一応事前に図書館で色々読んだりして予習して行きましたが、この絵巻って本当に人物が皆生き生きと描かれていて表情や仕草もユーモラスなんですよね。特に最後の方、ズルをして碁石を呑みこんでしまった真備のからくりを見破ろうとする唐の役人たちの嫌そうな様子が何ともおかしく、思わず笑ってしまいました。(いつの世も宮仕えは辛いものです…笑)

 それにしても、この日の奈良は実にいいお天気に恵まれて最高でした。閉館ぎりぎりまで会場を回って、やっと博物館を出たのは5時過ぎでしたが、帰り道の興福寺でもご覧の通りの素晴らしい青空で、五重塔がいつにも増してくっきりと美しかったです。

  興福寺五重塔

 では、続きはまた翌日。
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