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みささぎ巡り はにわの大行進(馬肥ゆる上毛野国編・2)

 2010/01/30(Sat)
 1月27日、かみつけの里博物館の「山麓の開発王 井出二子山古墳の世界」(2009/12/13-2010/02/07)へ行ってきました。

 かみつけの里博物館は、群馬県高崎市の保渡田古墳群に隣接していて、中でも八幡塚古墳は立派な埴輪がまとまって出土したことから一般書でもよく紹介されています。以前にちょっとだけ訪れたことがあったのですが、その時は日没近くて博物館に寄る余裕もなかったので、今回はその雪辱戦も兼ねて、あらかじめ下の2冊の本も準備して再挑戦してきました。

  

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 この保渡田古墳群、大きな前方後円墳が三つ近接していてなかなかの迫力なのに加え、上記の八幡塚古墳は綺麗に整備されて築造当時の姿(もちろん想像も多分にあるでしょうが)を完璧に再現しています。古墳というと仁徳天皇陵などのようにこんもり緑に覆われた姿を想像しがちですが、土をしっかり固めて一面に葺き石をしたこういう姿を見ると、昔はこんなだったのだなあとちょっと驚きますね。

  八幡塚古墳
  (八幡塚古墳全景。この日は大変いいお天気でした)

 そして何と言っても凄いのが、古墳南側に並ぶこの大行列!

  八幡塚古墳の埴輪行列

 もちろんこれもレプリカですが、実際に出土した埴輪の数々はお隣のかみつけの里博物館に展示されていて、豪族や巫女、武人や力士に狩人、犬、鹿、猪、鳥など実に様々です。一見したところ雑多な行列のようにも見えますが、上記「もっと知りたいはにわの世界」によるといくつもの場面に分かれて配列されているとのことでした。

  八幡塚古墳の埴輪・鷹匠と狩人?
  (鷹匠と狩人と鹿。鷹匠は王という説もあり)

 例の継体天皇陵候補と言われる今城塚古墳からも同じような埴輪の行列が出土していますが、それにしても一体何を意図してこんな行列仕立てにしたのでしょうね。もちろん当時の風俗等を知る上では貴重な資料ですし、力士などは現代人が見てもすぐにそれと判るくらいで、こんな大昔のものでも確かに今に通じるものがあるのだなと思うと、とても不思議で楽しい世界でした。

 さて博物館の方はと言えば、何しろ建物がこぢんまりしていて特別展示のスペースもそう広くはないのですが、常設展示が非常に見応えがあって面白かったです。中央に遺跡の当時の姿を再現した大きなジオラマ(上記「古墳時代の地域社会復元・三ツ寺I遺跡」表紙の写真はその一部)があり、それを取り囲むように出土品や遺跡の解説パネルがぐるりと並んでいて、ひとつひとつじっくり見ていたら軽く1時間以上過ぎてしまいました。中でも去年「かがやきにこめた権威と荘厳」で復元を見た飾履は初めて実物にお目にかかれて、ちゃんと今でも青いガラス玉が残っているのにとても感動しました。(でもやっぱりあの靴って実用的じゃないですね。笑)

  井出二子山古墳
  (夕陽を浴びる井出二子山古墳)

 結局この日は日没まで遺跡を眺めた後、最後に近くの三ツ寺I遺跡の場所に寄ってから帰りました。しかしその三ツ寺I遺跡、現在は上越新幹線の線路と道路の真下になってしまっていて、古びた案内板がぽつんと掲げられただけなのが何だか淋しかったです。そもそも新幹線の開通に伴う発掘がなければ見つからなかったとはいえ、何とか保存できればよかったんですけどねえ…残念。

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