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 2008/03/02(Sun)
本日は久しぶりに、高崎市タワー美術館へただ今開催中の所蔵品展を見に行ってきました。
ここは展示スペースこそこぢんまりと可愛らしい美術館ですが、コレクションも可愛らしいかというと、これがなかなか侮れません。今回の出品リストをざっと見ただけでも、酒井抱一、鈴木其一、中村芳中、岡田(冷泉)為恭、小林古径、菱田春草、横山大観、狩野芳崖、前田青邨、土田麦僊、竹内栖鳳、川合玉堂、小茂田青樹、川端龍子、奥村土牛、上村松園・松篁、中島千波etc. これ本当に全部所蔵品!?と驚くような錚々たる顔ぶれなのですね。まあ確かに大半は小品ですけれども、地方在住者にとって東京まで出かけていかなくてもこういうものに気軽に接する機会があるというのは、大変貴重で嬉しいものです。(^^)

さて、今回のお目当ては例によって抱一だったのですが、どうもこう、問題の「春野之図(しゅんやのず)」は抱一にしては失礼ながら何だか画面がごちゃごちゃしているというかまとまりがないというか、今ひとつ抱一らしくないという印象を受けました。確かにタッチは決して下手ではありませんが、いつもの余白をたっぷり取って花や枝の配置に繊細な気配りを見せる抱一の構図ではないという気がしたのです。むしろ今回も弟子の其一の作品の方が目を引かれたくらいで(^^;)、こちらは寝殿造の軒先に咲く白い桜を品よく描いてすっきりとまとまった、やはり抱一の影響をまだ強く受けていた頃の絵かなと感じました。

ともあれ、他にも春草や松園など好きな画家の作品がたくさんあって、特に中島千波の屏風絵「夢殿の枝垂桜」は人気投票でも大変好評でした。また東山魁夷の「暁雲」も、殆どモノクロに近い押さえた色調が深山幽谷の森閑とした情景を絶妙に描いていて、やっぱりどの絵を見ても心惹かれる画家ですね。今月からは国立近代美術館で生誕100年展も始まることですし、久しぶりに大好きな「緑響く」を始め「道」「花明かり」「冬華」「残照」等の名作に会えるそうなので、大変楽しみです。(^^)

関連リンク:
「高崎市タワー美術館」(展覧会案内に抱一作「春野之図」あり)
http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/art_museum/t/index.htm
「東京国立近代美術館」
http://www.momat.go.jp/index-jpn.html

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