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油断大敵常設展

 2009/09/06(Sun)
 昨日の5日(土)、東博へ伊勢神宮展のリベンジ&染付展へ行ってきました。もちろんどちらも見応え充分の内容でしたが、その後サントリー美術館へ一緒に行く予定をしていた友人が遅れると言うので、じゃあ時間潰しも兼ねて久しぶりに常設展を覗きに行ったのです。ところが案の定というべきか、例によって(笑)予想外の嬉しい不意打ちの連続で、結局危うく私の方が待ち合わせに遅れそうになる始末。本当に東博本館という所は、いつ訪れても宝の山で嬉しい反面、時間のない時には危険地帯ですね。

 ともあれ、せっかく写真撮影OKの作品が多いので、今回目を引いた展示をいくつかご紹介します。

 武蔵野図扇面
 酒井抱一筆「武蔵野図扇面(紙本金地着色)」。金砂子を散らした月夜?の武蔵野に咲く、ススキ、キキョウ、ナデシコ、ワレモコウ等の秋草を繊細優雅に描いた、いかにも抱一らしい一品です。元々東博は抱一の扇面をかなり多数所蔵しているらしいのですが、お目にかかる機会に恵まれたことは殆どないので、今回一面だけでも見られたのはラッキーでした。


 蓮下絵和歌巻断簡
 本阿弥光悦筆・俵屋宗達絵「蓮下絵和歌巻断簡(紙本墨書)」。名高いゴールデンコンビの合作のひとつで、惜しいことに関東大震災で大半が焼失してしまった作品の焼け残り?だそうです。歌は百人一首でもおなじみの「おほけなく浮世の民におほふかな我立杣に墨染の袖(前大僧正慈円)」で、これは私でも読めました。


 菊御作
 伝後鳥羽上皇「太刀 菊作(または菊御作)」、即ち俗に「菊一文字」の名で有名なあの日本刀です(ただしこれは一文字がないので、則宗作ではないようですが)。以前京都国立博物館でも別な菊御作を見たことがありますが、撮影可の常設展でこれに遭遇した時は思わず飛び上がりそうになりました。細身の優美な姿形といい華やかな刃文といい、目に楽しい逸品であることは確かですので、日本刀ファンの方はどうぞお見逃しなく。

 最後にこれはさすがに撮影禁止でしたが、国宝「久能寺経」の展示もありまして、今回初めて間近でじっくりと見てきました。そして驚いたのが、これでもかと散りばめられた金銀砂子や切箔の贅を尽くした華やかさもさることながら、特に銀箔の信じられないような保存状態の良好さです。平安時代作という古い品だというのに、殆どの銀が少しも焼けずに本来の美しい白銀の輝きを留めていて、まったく目を奪うばかりの眩さでした。玉蟲敏子氏の『夏秋草図屏風 追憶の銀色』でも銀を特に多く使った経典として紹介されていましたが、上に挙げた宗達の金銀泥絵なども本当はあんな風だったのでしょうね。
(なお、久能寺経の展示は今日9/6で一度終了しますが、11/3~11/29に国宝室にて再登場予定だそうです)

 というわけで、同日鑑賞のシアトル美術館展やそれ以前のレポートも遅れていますが、それについてはまた後日。

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コメント
こんばんは。抱一の扇面は、仰る通りいかにもという感じで良かったですね。
草の間に靡く秋風を感じました。

>久能寺経の展示は今日9/6で一度終了しますが、11/3~11/29に国宝室にて再登場

ご紹介ありがとうございます。
見逃さないように致します!
【2009/09/13 21:05】 | はろるど #l5HLehIY | [edit]
>はろるど様
抱一は結構不意打ちの出会いも多いので、時々こんな嬉しいサプライズがありますね。
古い「日本の美術(No.186)」を見ると、東博所蔵で今回のもの以外の扇面図もたくさん載っているので、まとめて見られる機会があればいいなと密かに期待してます。
【2009/09/17 23:47】 | 飛嶋千尋 #- | [edit]












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【2009/09/13 21:03】
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