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式年遷宮まであと4年

 2009/08/28(Fri)
伊勢神宮展

 しばらくご無沙汰していましたが、8/16に東京国立博物館の「伊勢神宮と神々の美術」(2009.7.14₋9.6)へ行ってきました。今回の会場は平成館2階の半分と控えめで、お盆真っ只中とあってかお客さんも少なかったですが、その分一点一点をじっくりゆっくり鑑賞できて却ってよかったです。お伊勢さんは千尋も大好きな神社の一つですが、ここしばらくご無沙汰していますし、考えてみると今まで春から夏に行ったことはないので、次回はそのあたりを狙ってみたくなりました。(ただしよく一緒に行く友人は花粉症なので、春先は多分駄目でしょう…)

 さて今回、迂闊にも事前に出展内容をチェックしていなかったばかりに、ひとつ大失敗をしてしまいました。まさかあの田中本「春記」(歴博所蔵。斎宮群行を詳しく記録した現存唯一の史料)が出ているとは予想だにせず、会場で不意打ちのように遭遇して仰天、しまったと思わず頭を抱えたものです。いや原本見たところで大半は読めないのですが、それならそれで内容を解説した本だけでも持っていけばよかった…!(涙)
 というわけで、まだあと少し会期も残っていますので、今後見に行く方の為に遅まきながら御紹介。(なお著者の榎村氏は斎宮歴史博物館の学芸員さんです)

  
伊勢斎宮と斎王 祈りをささげた皇女たち (塙選書)伊勢斎宮と斎王
祈りをささげた皇女たち (塙選書)

(2004/06)
榎村 寛之

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  初心者向け斎宮案内本。第1章の「斎王の道中記」に、判りやすい説明あり。

  
伊勢斎宮の歴史と文化伊勢斎宮の歴史と文化
(2009/03)
榎村 寛之

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  こちらはもっと専門的な研究書。「春記」の原文&現代語訳あり。

 ともあれ、その他の展示も色々と多彩で面白く、特に仏教方面が予想外に多かったのにちょっと驚きましたが、もっとびっくりしたのは沖ノ島関連の出土品も一緒に展示されていたことでした。というのも、ちょうどその1週間前に佐倉の国立歴史民俗博物館へ「日本建築は特異なのか」(2009.6.30-8.30)を見に行った際、久しぶりに常設展も覗いて沖ノ島遺跡の展示もたっぷり見てきたばかりだったのです。もちろんあちらの展示は複製ばかりでしたが、これまたとても面白くて熱心に写真撮りまくってきたので、まさかその直後に今度は本物を見られるなんて大感激でした。

 というわけで、東博展示の本物はもちろん撮影禁止でしたので、以下は歴博撮影の複製・復元です。

  沖ノ島出土・金銅高機(複製)
  「沖ノ島出土・金銅高機(複製)」

  沖ノ島の祭祀遺跡
  「沖ノ島の祭祀遺跡(復元)」

 レプリカと侮るなかれ、歴博の展示もとてもリアルでしかも丁寧な解説つきで、これはこれで大変見応えがありました。何しろ沖ノ島の遺跡はそう簡単に実物を見に行ける代物ではありませんので(しかも女人禁制)、関東近辺の方は是非一度歴博の展示へも足を運んでみてください。

 続いて後半は近年に奉納された御神宝が中心で、当然ながら未使用ぴかぴかの新品の素晴らしい宝物がずらりと並び、出土品にも劣らぬ圧巻でした。古代の神宝は役目を終えると壊されたり捨てられたりしてしまったそうですが、金銀宝石や錦を惜しげもなく使った品々は現代人の目から見てもやはり大変な贅沢品で、ましてや古代の人々にとってはそれこそ目もくらむようなまばゆい宝物だったことでしょう。同じく出品の熊野大社の御神宝といい、さすがに神様へ捧げられたものだけはあるなと、改めて感嘆しました。
 ただ宝物を見ていてふとひっかかったのですが、神宝の中にはどう見ても男物と女物の両方があったことです。内宮の天照大神、そして外宮の豊受大神はどちらも女神のはずですから、裳やら櫛やらがあるのは当然のことですが、どうして男物の装束やら武具やらもあんなにあるのでしょう? まあアマテラスは元々は男神とも言われるし、弟スサノオがやってきた時に男の衣装と武具を身につけたとかいう話も確かあったし、その辺が関係しているのかなとも思ったのですが、これについては特に解説もなく結局判りませんでした。(余談ながらスサノオとの誓約(うけい)で生まれたのが、例の沖ノ島に祀られる宗像三神の女神だそうです)

 ともあれ、仏教美術と比べて神道関連の美術品というのは普段あまり馴染みがないせいでしょうか、熱心に観覧しながらも何となく敬虔な気持にもさせられた、色々な意味で新鮮な特別展でした。元々私自身寺院より神社贔屓なのも確かで、そんな神社の魅力を改めてたらふく堪能できて大満足でしたが、グッズコーナーの赤福が交通事情により販売が遅れて買えなかったのはちょっと残念だったかな…?(笑)

 では最後におまけ、神社の魅力を語る上で、個人的に大好きな一冊をもうひとつ御紹介。

  
うわさの神仏―日本闇世界めぐり (集英社文庫)うわさの神仏―日本闇世界めぐり (集英社文庫)
(2001/06)
加門 七海

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 神様や仏様に関する冗談を許せる方、是非一度読んでみてください。またオカルト大好きな方にも、暑い夜の怪談ネタとしてお勧めです。(注・加門さんの怪談は冗談抜きで怖いです、念のため。笑)


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  • 「伊勢神宮と神々の美術」 東京国立博物館【はろるど・わーど】
    東京国立博物館・平成館(台東区上野公園13-9) 「第62回式年遷宮記念 伊勢神宮と神々の美術」 7/14~9/6 来る平成25年の式年遷宮を前にして、伊勢神宮の神宝の他、歴史や信仰などを紹介します。東京国立博物館の平成館で開催中の「第62回式年遷宮記念 伊勢神宮と神
【2009/08/31 22:54】
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