奄美と日食と田中一村

 2009/07/18(Sat)
 いよいよ明日、奄美大島に向けて出発します。今回のメインは当然皆既日食なのですけれど、行き先が奄美大島となると美術好きには見逃せない田中一村の記念館があるので、日程に余裕があるのを幸いしっかりコースに組み込みました。
 もっとも私自身はあまり田中一村という画家については知らず、そもそも一村作品の本物も見たことはないのですが、大ファンだという知人曰く「鈴木其一とちょっと似ている」と言うのです。言われてみれば独特の大胆なトリミングが印象的な構図が確かに共通するものを感じますが、しかし画題が何しろトロピカルな人なので、一見日本画には見えないのですよね。


 
田中一村作品集田中一村作品集
(2001/10)
田中 一村中野 惇夫

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(表紙は代表作「アダンの木」)


 田中一村記念美術館・公式サイト
 http://www.amamipark.com/isson/isson.html

 ついでにもうひとつ、少し前に田中一村を主人公にした↓こんな映画も作られたそうです。

 
ADAN [DVD]ADAN [DVD]
(2007/05/26)
榎木孝明・五十嵐匠

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 一村役が榎木孝明と聞いて一瞬びっくりしたものの、そういえば榎木さんご本人も絵の達者な人だったと思い出して、大変よく納得できました。しかし色々調べてみたら、榎木さん実は大のヘビ嫌いだそうで、奄美での撮影はダイエットよりハブの方が大変だったらしいです…(笑)

 参考ページ(ザ・フリントストーン提供:榎木さんのインタビュー紹介)
 http://www.flintstone.co.jp/20060514.html

 最後に、田中一村の伝記も一緒にご紹介しておきます。

 
絵のなかの魂 評伝・田中一村 (新潮選書)絵のなかの魂
評伝・田中一村 (新潮選書)

(2006/05/24)
湯原 かの子

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 そもそも田中一村はその絵もさることながら、彼の生涯もまた多くの人を引きつける魅力のひとつなのだそうですが、いや凄絶と言うか何というか、読んでいてこっちの方が疲れてしまいました(苦笑)。ちなみにご本人、実は同期だったという東山魁夷さんを目の敵にしていたそうですが、一村が生前に殆ど認められなかったということを抜きにしても、確かに人間としても非常に対照的な人物だったろうなとは感じます。魁夷さんは「絵を描くことは、救われたいからだ」と言った画家でしたが、一村はそれとはまた違った意味で、絵を描かなければ生きていけない人だったのではないかなと、そんなことを思いました。

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