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乾山の美術と光琳

 2008/02/24(Sun)
というわけで、出光で逃した乾山展、一度は諦めかけたのですが結局熱海まで行ってきました。この時期は何と言っても尾形光琳の「紅白梅図屏風」が年に一度の展示期間でもありますし、これを逃すという手はありません。確かNHKスペシャルに合わせての特別公開以来でしたが、何度見てもやっぱり金箔にしか見えないんですよねえ、あれ…
また光琳作品ではもうひとつ、十二ヶ月歌意図屏風もありましたが、見慣れた酒井抱一の十二ヶ月花鳥図に比べて案外地味というか淡白な絵なのが意外でした。正直言って、何も言わずにあれを見せられたら絶対光琳だと判らないくらいで(^^;)、少なくともあの画題に関しては抱一の方が格段に華やかな印象ですね。抱一だけを見た時は円山四条派風の典雅な絵だと思っていたのですけれど、まさか抱一より光琳を地味だと感じるなんて驚きでした。(笑)

さて肝心の乾山展ですが、普段乾山作品はちらほら目にする機会も多いとはいえ、これだけまとまった内容で見られるチャンスはなかなかなかったなあ、と会場で改めて思いました。特に好きなのは反鉢で、桜や紅葉の柄も色鮮やかで華やかでしたが、とりわけ目を引かれたのは今回初めて見た龍田川紋と白彩流水紋です。流水紋は光琳風の波模様がとても優美で、また竜田川紋の二つのうち片方は鉢の底が川面の青に色付けされた珍しいもので、赤や黄の紅葉によく映って綺麗でした。
あと、今回もうひとつ目を引かれたのが、桔梗紋の大角皿です。青々と咲く桔梗の花だけを描いたもので、解説に「琳派風の作品」とあったのですが、考えてみると琳派の絵画で桔梗が主役のものってあまり覚えがないのですよね。もちろん秋草を描いた作品には必ず登場しますが、もし屏風等であんな風に描いたら、光琳の燕子花図や鈴木其一の朝顔図のような感じかな、とつい想像してしまいました。

そんなこんなで、内容はさすがに大変充実したもので大満足でしたが、ただ残念だったのが、無料配布の展示リストがなかったことです。大抵の美術館では図録以外に1枚ものの簡単な展示リストを用意してくれていますし、特に展示替のある美術展の場合は後でどれを見てどれを見なかったかが判らなくなるので、その意味でも非常に心残りでした。おまけに今回はお茶会の日に当たっていて、庭園も立ち入り禁止だったので(何度も行って見てはいますが)ちょっとがっくり…

P.S
忘れるところでしたがもうひとつ、今回は個人的重大発見がひとつありました。
例の抱一で気になっていた「吹き付け」、何とおなじみの乾山作「花籠図」でも使われていたのですね。過去に実物を見たかどうかはちょっと憶えていないし、画集などでもあまり大きな写真で見たことがなくて気がつかなかったので、ちょっと驚きでした。(ただし乾山の場合は「露」を表現するのに使っていたので、抱一の雪や波しぶきがどこから来たかはやっぱり不明です)

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