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お持ち帰りが大変

 2009/06/06(Sat)
 引き続き宿題中の「被物(かずけもの)」についてさらに調べてみたら、面白い情報に行きつきました。
「源氏物語の鑑賞と基礎知識No.18 初音・胡蝶・蛍」で、前回触れた「胡蝶」で夕霧が被物を賜った場面について詳しい解説がありまして、そこに「宇津保物語」で使者がたくさんの被物に埋もれそうになってよろよろしている場面の紹介があったのです(笑)。うわーやっぱりそうなるんですねー(あんまり雅やかじゃないと思うんだけど…^^;)。

 ところで問題の場面は、朱雀院から女一宮と尚侍への文使いをした蔵人についてのものなんですが、彼が賜ったのは女一宮からは「紫苑色の綾の細長一かさねと袴」、尚侍からは「唐綾の撫子かさねの細長、二藍の織物の唐衣、薄物の地摺りの裳、袴一具」だったそうです。ここでまたしても引っかかったのが「あれ、五つ衣は入らないのかな?」ということでして、果たして「女装束一領」という場合五つ衣は含まれないのかそれとも単に文中では省略されただけで実際は入っていたのか、そこまでは判りませんでした(ただ五つ衣が入らないとしたら、大分軽くなりそうではありますが)。
 ともあれ、可哀想な(笑)蔵人はただでさえしこたまお酒をふるまわれてすっかりへべれけ、よろよろ千鳥足で帰る途中にせっかくの被物も落としてしまい、仲忠が車を用意して運ばせてやったということでした。そうですよねえ、一人で持ち切れない時はそういうこともあったでしょうねえとこれは納得、疑問がひとつ氷解して嬉しかったです。実のところ宇津保の描写はやたらだらだらと長くてあまり面白くないため、以前挑戦したものの途中で挫折していたのですが、暇ができたら頑張ってまた読んでみます。

おまけ:

  細長姿

 風俗博物館2004年展示「若菜」より、玉鬘主催の源氏四十の賀の支度をする女房。
(細長:柳かさね、表着:桜かさね花立涌文、五つ衣:色々かさね?)

 見ての通りこの細長は、例の夕霧が賜ったあの衣装です。「細長」というだけあって、本当に裾がとても長いんですよ(ただ実際には史料が少なく、正確なつくりははっきりしないとか)。


 もう一枚:

  細長・後ろ姿

 後ろから見るとこんな感じ。袿の1.5倍くらい以上はありそう。
 裳唐衣でも裾さばきはかなり難しかったのに、こんなに長いともてあまして大変ですよね。


P.S
 …ふと思ったんですが、後ろの人に踏まれて転んだりとかしなかったんでしょうか?(笑)


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