飛鳥の美人

 2009/04/16(Thu)
 先日の京都旅行でお花見のついでに、10年ぶりくらいで太秦の広隆寺へ行ってきました。
 ただ今東京では奈良から出張中の阿修羅像で大騒ぎですが、あの阿修羅が天平の、否仏像で日本一の美少年(笑)だとすれば、広隆寺の弥勒菩薩は日本一美人な仏像だと常々思うのです。(そして美男子仏像日本一は東寺の帝釈天で決まり。笑) ともあれ、随分久しぶりにお会いした弥勒菩薩は、やっぱり今も変わらずそれは綺麗でした。

 また今回、たまたま日曜に参拝したら、窓口で「今日は桂宮院を見られますよ」と言われました。確か前回見た覚えはなかったので、それではと早速細い横道を進んでいくと、突き当りには小さいながらそれは美しい御堂があったのです。撮影禁止のためここでご紹介できないのが非常に残念ですが、法隆寺の夢殿のような八角形の形に檜皮葺の屋根の、てっぺんの宝珠以外殆ど飾り気のないつくりが何とも慎ましく、それでいてすっきりとした気品さえ感じるような素敵な御堂で、思わず入口に張り付いて(笑)惚れ惚れと見惚れてしまいました。
 そして御堂までの道も竹林に囲まれた実に清々しい場所で、折しも初夏のような暖かい陽気の中、爽やかなそよ風と葉擦れの音にしばしうっとり、大げさでなく本当に夢心地の時間を過ごしてきました。その直前訪れた仁和寺がまた花見客で凄い混雑だったので(苦笑)、あの静けさは一層心洗われるようでしたね。あんな感激を味わったのは初めて下鴨神社の糺の森を訪れた時以来で、公開は4、5、10、11月の日曜・祝日のみに限られているということでしたが、ぜひぜひまた訪れようと固く決心した千尋でした。まったく何度訪れても時にこんな発見があるから、京都はやめられません…(笑)

追記:
やっぱりもったいないので、拝観の際いただいたリーフレットの写真からご紹介。
まさしく夢殿の小型版のような、可愛らしくも端正な御堂でした。

広隆寺桂宮院


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