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幻のガラス 薩摩切子

 2009/03/28(Sat)
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 さて、カルティエに引き続いてこれも今日からサントリー美術館で始まりました、「一瞬のきらめき まぼろしの薩摩切子」も午後に行ってきました。
 思えばサントリーとはもう結構長いお付き合いになりますが(笑)、その割に薩摩切子の所蔵品にはなかなかお目にかかる機会がなくて、ずっと気にかかってはいたのです。それが今回、所蔵品のみならず国内外からも多数の名品が大集結と聞いて大歓喜、これのために年間会員登録してしまった(笑)と言っても過言ではないくらい、大変楽しみにしていた美術展のひとつでした。
 ちなみに私が初めて薩摩切子の存在を知ったのはまだほんの子どもの頃で、改めて調べてみたらどうやら前回サントリーで開かれた薩摩切子展(1982年開催「薩摩ガラス」)よりも前のことだったようです。母の買っていた雑誌の特集でたまたま読み、おかげで早くから超限定の貴重品だということは知ってましたが、それ以上に美しいガラスの器の数々が子ども心にも強烈に印象に焼きついて、以来ずっと憧れ続けてきたまさに「幻のガラス」だったのでした。

 で、展示内容ですが、これまた期待に違わずそれはもう圧巻の一言に尽きました。最初にいきなりコーニング美術館よりはるばる里帰りのデキャンタ1対がお出迎え、その後はまず舶来ガラスのコーナーから始まりますが、真打薩摩切子のコーナーに入るとひたすら溜息、溜息です。最も代表的で作品数も多い赤いガラスはもちろん、深い藍色や紫のぼかしもとにかく美しく、また模様のパターンも似たようなものを使いながら形もデザインも実にバリエーション豊富で「え、こんなものもあったの?」と何度も驚かされました。中でも極めつけはかの篤姫の嫁入り道具と思しき、ミニチュア薩摩切子の雛道具一式(!)という信じられない代物です。あんな小さいものをよくまあとは他の蒔絵の雛道具でも何度も思ったことですが、まさか薩摩切子であれをやるとは…職人魂恐るべし(笑)

 なお展示品には他にも文鎮?や筆洗等の洒落た文房具もありまして、そこでふと思ったのですが、女性用というなら櫛や簪などは作らなかったのでしょうか? 江戸時代末には既にガラスの髪飾りも色々ありましたし、デキャンタ等に比べてむしろ形としてはそう難しくないだろうから(文鎮なんてそのまま笄になりそうなんですが。笑)、その気になればそれこそお姫様の嫁入り道具に豪華な薩摩切子の髪飾り等もできたのではないかしら、と思うのです。現存する薩摩切子の大半は、お皿はともかくデキャンタだのグラスだの杯だのとお酒関係のものがやたら多いですけれど(笑)、綺麗なものを喜ぶことにかけては女性はそりゃあ熱心ですし、作ってあげたら篤姫だって絶対喜んだと思いますよ!

 で、それで常々私が考えていることなのですが、現代復元されている薩摩切子で、あの細かい魚子紋(いわゆるストロベリーダイヤモンド)のダイヤ型を使ったペンダントやネックレス等を作ろうと考える人はいないのでしょうか。ガラスのジュエリーはバカラやラリックでもおなじみですし、とりわけ薩摩切子のあの美しいぼかしはモダンなアクセサリーにしても十分鑑賞に堪える素敵なものになるに違いない、と思うのです。ちなみに今回売店ではレプリカのグラスを販売していて、それはそれで大変綺麗だし東博でも扱ってるし(笑)悪くはないのですが、あったら絶対買うので誰か企画してくださいー!(ただし鉛ガラスは脆くてしかも重いらしいので、その点はちょっと取扱要注意…かな?)

 まあそんな話はさておいて、今回はカタログもそれ一冊だけで薩摩切子の貴重な写真集といってもいいような素晴らしいものでした。ただ何故か今回ポストカードの販売は一切なくて、またしても「えーあれとかこれとか欲しかったのにー!」と、それだけがちょっぴり心残りではありましたね。(まあ個人蔵も多かったので、許可の問題等あったのかもしれませんが)
 それにしても、わずか10年足らずの間に作られた幻の製品で、しかもガラスという非常に壊れやすい材質にもかかわらず、よくぞ百数十点もの実物が今まで残ってきたものだと思います。確かに薩摩切子は同時からいわば一流のブランドとして、明治以降も貴族や政治家などに愛好されていたようですが、それにしても今回の出品も大半が多少の欠けか小さな傷を除けば殆どひび割れもない綺麗なものばかりで、元々の美しさもさることながら薩摩切子を大事に愛して守ってきてくれた多くの人たちがいたことをしみじみ痛感しました。
 今回それらを集めてくれたサントリー美術館様も、改めて本当にありがとうございます。そしていつか、30年後にでもまた特別展をやってくださいね!(笑)

P.S その後ネットで調べてみたら、やっぱり薩摩切子のアクセサリー作ってるところもありました。ただ私が欲しいストロベリーダイヤモンドはなかったので、ちょっと残念…

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【2009/04/22 22:37】
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【2010/07/25 13:47】
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