スポンサーサイト

 --/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)
タグ :

2月の美術展

 2009/03/01(Sun)
 先月は色々慌ただしかったのと途中で風邪引いて沈没したのとで、あまり美術展へ出かける余裕がありませんでした。それでも加山又造展は何とか頑張って2回行きましたが、後は以下3点だけです…残念。

 ・文字の力・書のチカラ [2009.2.7](出光美術館)
 ・松岡映丘とその一門 [2009.2.7](山種美術館)
 ・国宝 三井寺展 [2009.2.28](サントリー美術館)

 まず出光の「文字の力~」は、このテーマには珍しく酒井抱一の扇子が出ているとの情報に、終り近くなって慌てて飛んで行きました。(Takさんいつもありがとうございます) 抱一さんの書はちょっと独特の癖のある達筆で、正直殆ど読めないのですが(苦笑)、直筆だと思うと絵とはまた違ったどきどき感があります。そしてその近くにあった田中抱二の「花街柳巷図巻」も江戸琳派らしい淡白な洒脱さが悪くない絵でしたが、絵の中に書かれていた句「元旦やさて吉原は静なり」って、確か抱一さんの作なんですよね。
 ともあれ、書というもの、とりわけかな文字は殆ど読めないのがちょっと悲しいところですが、それでも読めないなりに綺麗だなあと思うことは多いですし、また今回出ていた石山切などの華麗な料紙を見るのもとても好きです。つい先日も「美の壺」で取り上げていましたが、しかし定家の文字は別に読みやすく書いたんじゃなくて、ただ下手なだけだと思うんですが…(笑)

 次に山種の「松岡映丘~」は、元々彼の作品は好きだったのですが、今回やっと初めて名前を覚えました(ごめんなさい)。毎年桜の時期になるとよく「春光春衣」が展示されていて、一際華麗な平安朝の世界にとても惹かれていたのですが、今回チラシの絵を見て、あんなマニアックな画題も描いていたことにまたちょっと驚きました。だってかなりの日本史(それも古代)マニアでもなければ、醍醐天皇のお母さんが生まれた時の逸話なんて多分知らないですよ…(でもこれはこれで、田舎家風の佇まいがまた風情があっていい絵でした。^^)
 またもうひとつ、ちょっと驚いたのが掛け軸の「斎宮女御」で、こちらはぐっと抑えた殆ど墨だけのかなり渋い作品でした。これまた古典好きなら一見して「琴の音に峯の松風かよふらしいづれのをより調べそめけむ」という和歌に因んだものと判りますが、通常の三十六歌仙図では逆にああいう絵柄は殆ど見かけないので、絵は古風なんだけれど何だか新鮮で面白かったです。佐竹本もそうでしたが、歌仙図の斎宮女御は高貴な身分のためかとても華やかな色彩で描かれることが多い人ですけれど、確かにあの歌にはむしろ無彩色の方が似合っているかもしれませんね。

 さて最後、サントリーの三井寺展は、何と言っても秘仏の黄不動でしょう。しかしこの不動様、通常見慣れた不動明王のように髪を束ねて垂らしているのではなく、むしろ絵本の赤鬼や青鬼のような巻き毛(螺髪?)で、ああいうヘアスタイルは初めて見たのでこれまた意外でした。しかしさすが秘仏だけあって、千年以上昔のものとはとても思えないくらい、保存状態が大変良好で彩色も綺麗に残っていたのが感動的でした。

 ところでそのサントリー、3月末からいよいよ待望の薩摩切子展が始まりますが、それより少し早い19日から同じミッドタウン内の虎屋で例の京都の染物師・吉岡幸雄さんの展示会が始まるそうで、こちらも大変楽しみです。展示スペースはかなりこぢんまりと可愛らしいところですが、5月31日までとかなり長期の開催なので、薩摩切子の後に染物を堪能するのもいいですね。(そして疲れたら和菓子とお茶で一服。笑)

スポンサーサイト
タグ :
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://ctobisima.blog101.fc2.com/tb.php/151-da044876
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。