美と戯れる人 加山又造展

 2009/02/15(Sun)
  加山又造展1

 2月13日、塩野さんのサイン会の前に国立新美術館で加山又造展を見てきました。もっと早くに行けなかったのが残念ですが、全体に大きな作品が多かったおかげで、規模の割にはそれほど疲れずに済んだ気がします。そして1998年の国立近代美術館以来久々で見た「雪月花」三部作は、あれこれこんなに大きかったっけ!?とびっくりしました(笑)。

 ともあれ加山画伯は初めて知った時から大好きな画家のひとりですが、今回改めて展示作品を眺めていてふと、「…この人、銀色が好きだったのかな?」と感じました。もちろん金色も豊富に使われていましたが、何だか今回の展示内容で印象に残ったものは何となく銀のイメージが強く、特にアメリカから里帰り中の「七夕」(でしたっけ?)は天の川をイメージした紺地一面のプラチナ箔(多分)が実に華やかで目を惹かれました。
 また花鳥画を見ていて思ったのですが、加山さんは琳派の中でも多分、宗達が一番好きだったのではないでしょうか。「平成の琳派」と呼ばれ、事実2004年の琳派展にも現代の琳派の一人として「千羽鶴」が出たこともありましたが、特に花鳥画の屏風は構図といい雰囲気といい、明らかに宗達の世界に近いのが今回よく判りました。江戸琳派の酒井抱一のような華奢な繊細さにあまり似ていないのはもちろんですが、同じ京琳派でも尾形光琳より俵屋宗達の影響が格段に強いことを実感したのは初めてで、ちょっと驚きながらも新鮮な感動がありました。
 そして今回、これまた久しぶりに対面して一番嬉しかったのは何と言っても、水墨画の大作「月光波濤」です。これも1998年に初めて見て一等衝撃を受けた忘れがたい作品で、きらびやかな色彩の屏風絵を堪能した後だけに一層、あの劇的な墨一色の世界は一際強い印象を受けました。琳派風の華やかな作品も好きですけれど、やはり一番好きな加山作品といえば文句なしにあの絵ですね。

 ところで、今回たまにはレストランでお昼食べて行こうかなと思ったら、相変わらずの混雑でとても無理でした(^^;)。以前一度入ってみたらなかなか美味しかったし、もっと時間に余裕があれば並びたかったのですが、あのお店はお値段以上に行列待ちの方が問題です…(溜息)

加山又造展・公式サイト
http://www.kayamaten.jp/

おまけ:展覧会期間限定・桜アイスクリームと抹茶ラテのセット

  加山又造展2


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