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思い出の美術展(1) 金と銀 かがやきの日本美術

 2008/02/10(Sun)
 最近本棚や押入れを引っ掻き回していたら、古い図録や雑誌などが色々出てきまして、改めて読み返してみて大変懐かしくなりました。というわけで、かなり古い話が多いですが(笑)、今まで行った中で特に印象深かった美術展の思い出話などしてみようと思います。

 まず第一回は、1999年東京国立博物館開催の「金と銀」です。

「平成館開館記念特別展」とあるように、東博もかなり力を入れて開催したらしきこの美術展、とにかく物凄い内容でした。タイトルからしていかにも豪華絢爛なイメージを裏切ることなく、かの有名な国宝「漢倭那国王」金印に始まりひたすら金銀のまばゆい世界が繰り広げられ、例によってあまりの数の多さに今では殆ど憶えていません。(しかも全体の約三分の二が国宝もしくは重文なのだから恐ろしい。笑) ともあれ、金無垢・銀無垢の工芸品のみならず、金箔や截金を施した仏像、金銀文字の経典に砂子の料紙や絵巻、蒔絵の漆細工に金彩銀彩の焼き物等々、図録を見るだけでも質量共に素晴らしく華やかな美術展でした。

 で、そんな中でとりわけ千尋の印象に残っていたのはといえば、もちろんのこと酒井抱一です。(^^)
 そもそもこの美術展の企画を聞いた時から密かに期待していたのですが、尾形光琳の「風神雷神図屏風」と抱一の「夏秋草図屏風」が(確かこの時初めて)元通りの表裏一体の姿で展示されており、博物館側もこれを目玉として随分宣伝していました。それまでにも「夏秋草図」自体は二度見ていたとはいえ、予告でそれを知った時からもう楽しみで楽しみで、実際に会場で目にした時はそりゃあ大感激でしたね。しかもその後あのような展示にお目にかかる機会には恵まれていないので、今秋の大琳派展でもぜひまたあれをやってほしいなと今から期待しています。

 そしてもうひとつ、1月29日の日記でも少し触れましたが、この時は「夏秋草図」の他「紅白梅図屏風」(出光)と「波図屏風」(静嘉堂)も揃って一堂に会したという、これまた大変珍しく貴重な美術展でした。まあそれは後になって気付いたことですが、その上この時は抱一作の金屏風はまったく出ておらず、完全に銀屏風のみに絞り込まれていたのです。特に紅白梅図と波図は私もこの時初めて実物を見て、波図のダイナミックさに(本などで多少知ってはいましたが)目を瞠り、また予想以上の銀箔の美しさに見とれたのをよく憶えています。その後も色々な美術展で抱一をたくさん見てきましたが、あれは抱一ファンとしては本当に忘れられない幸せな体験でした。

 ところで、この時は残念ながら俵屋宗達の本家「風神雷神図屏風」はありませんでしたが、その代わりに伝宗達作「蔦細道図屏風」が出ていました。当時あれを所蔵していた萬野美術館(2004年閉館)には結局一度も行けずじまいで残念でしたが、思えば蔦細道もその後見る機会に恵まれていないので、やっぱりそろそろ会えないかなと思っている作品のひとつです。琳派関係は海外流出の優品がたくさんありますが、国内所蔵でも滅多にお目にかかれない作品も意外に多いので、今年の大琳派展では大いに頑張ってほしいですね。

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