京都の冬

 2009/01/14(Wed)



 先日の三連休は、京都で初詣観光がてらしっかり美術展巡りもしてきました。雪のちらつく寒いお天気でしたが、最終日はちょうど平安神宮近くで成人式があって、女の子たちの華やかな着物姿がとても綺麗でしたね。
 で、美術展ですが、今回は以下の三つを回ってきました。

 ・「京都御所ゆかりの至宝」(京都国立博物館、2009/1/10-2/22)
 ・「ノリタケデザイン100年の歴史」(京都文化博物館、2009/1/6-3/15)
 ・「琳派展XI 花の協奏曲(コンチェルト)」(細見美術館、2008/11/8-2009/2/8)

 まず京博は、開催初日とあってかそれほどの混雑ではありませんでしたが、さすがに内容は錚々たる顔ぶれでした。後鳥羽天皇の「菊御作」(いわゆる菊一文字)の実物を見たのは確かこれが初めてでしたし、最近NHKスペシャルで放送された桂離宮ゆかりの工芸品や御所の障壁画、また歴代天皇・皇后の御料であった装束など、なかなかお目にかかれないだろう貴重なものばかりで、つい熱心に見入ってしまって結構疲れました(苦笑)。
 続くノリタケ展は、以前横浜に巡回していた時にうっかり逃してしまっていたのですが、ちょうど今回時期が一緒だったおかげで見ることができました。そして毎回思うのですが、ああいうデザイン画の美しさってそれだけでも充分美術品としての鑑賞に堪えるものですよね。また今回、チョコレートセット(ココア用の茶器)というものがあるのを初めて知りましたが、これがまた綺麗で可愛くてちょっと一式欲しくなってしまいました。

 そして締めくくりは、今回一番楽しみにしていたお久しぶりの細見恒例「琳派展」です。ついこの前のどーんと豪華な大琳派展とは一味違って、細見らしい小品揃いの展示は何だかほのぼのと可愛らしい感じでしたが、とはいえ質の高さでは決して見劣りしませんでした。今回は中村芳中や、また江戸琳派の絵師の作品が数多く出ていて、特に江戸琳派はあれだけ大勢の作品を見たのは私もあまり憶えがありません。中でも特に印象的だったのは、作者は不明ですが第一展示室にあった「四季草花草虫図屏風」で、右が金地の春夏に対し、左が銀地の秋冬という珍しい構成にとても目を引かれました。作風も一見して明らかな抱一の影響色濃い絵で、とはいえ抱一ほど洗練されたものではありませんでしたが、表裏ではなく左右が金銀の六曲一双というのも面白いですね。
 ところで、展示室を出た後にふと今後の予定のお知らせが目にとまったのですが、見てびっくり、何と次回の琳派展XIIは鈴木其一だそうです。以前抱一とセットで特集になったことはありますが、今度は堂々単独登場、しかも細見は質量ともに充実した其一コレクションを誇るところですから、これは実に貴重な機会になりそうですね。会期は2009/9/19-12/13だそうですので、其一ファンの方はぜひお見逃しなく!


スポンサーサイト
タグ :
コメント
千尋様こんばんは。遅ればせながらおめでとうございます。

京都廻られたのですね。
次回の琳派展、其一でしたか!単独の回顧展を待っていたところだったので、これは是非とも駆けつけたいです。情報をありがとうございました。




【2009/01/18 21:44】 | はろるど #sZuoGHFE | [edit]
>はろるど様
 こんにちは、遅まきながらこちらこそ今年もよろしくお願いいたします。
 で、細見美術館ですが、そうなんですついに其一なのです! 私が知る限り、今まで単独で取り上げたことがあるのは板橋でしたが、細見さんなら大いに期待できるでしょうね。まだ大分先ですけれども、この秋はぜひともお忘れなく(^^)


【2009/01/20 21:40】 | 飛嶋千尋 #- | [edit]












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://ctobisima.blog101.fc2.com/tb.php/135-8826da53
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫