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ようこそ琳派へ

 2013/09/21(Sat)
 今日は千葉市美術館で開催中の所蔵作品展「琳派・若冲と花鳥風月」(2013/8/27-9/23)と、前回に引き続き東京国立博物館の「秋の特別展」(2013/9/18-9/29)へ行ってきました。千葉市美術館も大変面白かったのですが、こちらは既に他のブロガーの皆様が色々書いてくださっているようですので、千尋は本日も夏秋草図情報です。

 まず今回、夕方4時近くに博物館へ着いて驚いたのですが、今日は毎年恒例「留学生の日」だったのですね。千尋はお間抜けにもすっかり見落としていたのですが、そんなわけで今日の開館時間は6時まで延長だったのでした。おかげさまで5時以降は大分館内も空いてきて、連休初日の土曜にもかかわらず随分ゆったり作品を鑑賞できました。(ちなみに来週28日も、コンサートで夜8時まで開館だそうです)

 そしてもうひとつ、これまた前回まったく気付かなかったのですが、大変なサプライズがありました。
 初日はとにかくひたすら夏秋草図しか眼中になく(笑)、おかげで他の展示も何も完全にすっ飛ばしていたのですが、今日たまたま買いたいグッズがあって売店コーナーに入ったところ、思いがけないものがありました。何と、「夏秋草図屏風」の実物大複製(!)が、レジの前にどーんと置かれていたのです。今までも半分の大きさのものはありましたが、今回は正真正銘本物と同じ大きさで、これにはさすがにびっくりしました。
 さらに驚いたことに、この複製は何と売り物でして、お値段も140万円(!!)とこれまた素晴らしく、お高いだけあって出来栄えも本物にかなり忠実なのです。オリジナルでは顔料の剥落している部分(特に右隻「夏草図」の中央部分)などは流石に元の姿を復元していましたが、逆にそれが元々はこんな感じだったのかな、と思われて、しばし感心して見とれました。

 とはいえ、所詮レプリカに過ぎないではないか、と思う方も多いでしょうが、個人的にこの複製の一番の見どころは「床の上に置いてある」ことでした。厳密には高さ10センチほどの台の上に載っているのですが、とはいえ畳の上で見るのとほぼ大差ない、つまり本来あるべき高さで鑑賞することができるのです。実を言えば、初日に本物を見た時にちょっと展示の位置が高すぎるなあと思っていたので、まさかこういう形で見られるとは思わず本当に驚きました。
 ちなみに夏秋草図の高さは約165センチだそうで、千尋は身長164センチですからほぼ同じくらいだということは知っていましたが、そうか、同じ高さから見るとこういう視点になるのか、と初めて実感できたのが何とも嬉しい衝撃でした。同時に思い出したのが以前BSの「極上美の饗宴」で玉蟲敏子先生が三渓園の建物で同じような複製を鑑賞していたことで、あんな素敵な環境で見られたらもっと素晴らしいだろうなあと、改めて玉蟲先生が羨ましかったです。
 ただ制作会社のスタッフさんに訊いたところ、この複製も例によって一般的な一曲二双屏風の置き方になっており、元々の裏屏風としての置き方は残念ながらできないのだそうです。えー、それが一番肝心な所なのにー!と少々がっかりしましたが、とはいえ大変貴重なものを見せてもらったのは事実で、おかげでしばしの間本物を見に行く足を止められてしまったほどでした。

 なおこの「夏秋草図屏風」の実物大複製は、東博開館140周年と制作会社の創業125周年を記念して作られたもので、売店での展示は特別公開の期間中のみだそうです。この機会を逃すと今後二度とこうした形では見られないかもしれないので、これから「秋の特別公開」で酒井抱一を見に行く方は、是非とも売店へも寄ってみてくださいね。

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秋の特別公開 in 上野

 2013/09/20(Fri)
 9/18(水)から、東京国立博物館の「秋の特別公開」が始まりました。

 今回は短期間ながら酒井抱一作「夏秋草図屏風」が3年ぶりでお目見え、ポスターでも主役扱いなのが嬉しいです。しかもちょうどその日は偶然にも休暇にあたっていたので、これは天の配剤とばかり喜び勇んで行ってきました。


秋の特別公開・夏秋草図屏風
本館7室にて。


 今回は展示場所も本館の2階7室(正面玄関から向かって左奥)で、御覧の通り壁面ひとつを丸ごと占領しての堂々たる特別待遇です。夕方4時頃に着いた時は結構たくさんの人が熱心に見ていたので、結局5時の閉館ぎりぎりまで粘ってこの写真を撮るのに成功しました。ほんのちょっとの間ですが、一人占め気分を堪能できて幸せでした。ふふ。

 とはいえ今回もやっぱり、本来の裏屏風としての展示形式でなかったのはいささか残念で、また心なしかいつもよりも照明を抑えていたようにも感じました。それでも渋い銀屏風に描かれた草花の嫋々とした風情は何とも美しく、いつまで見ていても見飽きない大好きな作品です。昨夜の見事な十五夜の満月のように、この儚げな草花を照らすのもきっと澄んだ美しい月光なのでしょうね。

 ところでこの「夏秋草図」は右隻と左隻でそれぞれ夏草と秋草を描いていて、真ん中で接している草が微妙に繋がっているようで繋がっていません。また描かれている草花も、薄以外に共通するものは殆ど見当たらず、同じ場所の違う季節を描いたものとも、あるいはそれぞれまったく別の場所とも取れます。同じく展示中の「四季花鳥図巻」は春夏秋冬の移り変わりを綺麗に一繋がりで描いていますが、この「夏秋草図」の世界も同じどこかの野原の情景の時間の経過を描いたものなんでしょうか?


夏秋草図屏風(2013)
正面からアップでもう一枚。

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東博人気投票

 2013/09/03(Tue)
 現在東京国立博物館公式サイトにて、酒井抱一の人気投票を開催中です。
ただ今本館2階にて展示している「四季花鳥図巻(下巻)」に関するもので、絵巻の8つの場面の中で一番好きなのはどれですか?というものなんですね。千尋もちょっと悩みましたが、結局絵巻冒頭の「萩と月、鈴虫と松虫、小禽」に一票入れました。まだ始まったばかりのようですが、最終的にどのくらい投票されるか楽しみです。

・「東京国立博物館 投票・アンケート

四季花鳥図絵巻
今回は投票対象外の部分(アオキ?)。金の葉脈が綺麗です。


 ところで先日もちらっと話題にした「夏秋草図屏風」の公開ですが、現在博物館内でも大々的に宣伝中です。今回は秋の特別公開ということで、左隻の秋草の部分が立派なポスターになっており、9/1に特別展「和様の書」を見に行った時発見して驚きました。


秋の特別公開
とても大きかったです。1枚欲しい!(笑)


 なおさらにもうひとつ、来年春に開催予定の「建仁寺展」(栄西禅師開創800年記念)にて、久々に俵屋宗達の本家本元「風神雷神図屏風」が出展するそうです! 東博にお目見えするのは確か大琳派展以来ですから、約6年ぶりですね。千尋も宗達の風神雷神は何度も見ていますが、やはり何度見ても飽きない傑作ですので、こちらも今から楽しみです。

 参考リンク:特別展覧会「京都最古の禅寺 建仁寺」 栄西禅師開創800年記念

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