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地中海の女王と呼ばれた国

 2009/10/08(Thu)
  カルタゴとローマ

 前回もちらっと触れましたが、3日(土)に東京大丸ミュージアムで始まったばかりの「古代カルタゴとローマ展」(10/3-10/25)へ行ってきました。カルタゴと言えば、塩野七生読者には「ローマ人の物語」第2巻でおなじみハンニバルの国ということで、一体どんな内容だろうとわくわくながら待っていた美術展です。国立西洋美術館の「古代ローマ帝国の遺産」とどっちを先にしようか悩んだものの、この日は朝一番で行くのは無理だったので、遅くまで開館している大丸の方を優先。結果は大当たり、6時過ぎともなるとお客も大分まばらで、おかげでとても静かなゆったりとした状況で観覧することができました。

 ところで、今回見に行くまでカルタゴってどんな国かというイメージは実はそれほど具体的にはなかったのですが、展示品を見るとギリシャやエジプトやローマから来たものやその影響を受けたものがとても多く、何とも国際色豊かな様子にちょっと驚かされました。ネックレスなどにもエジプトのウジャト(魔除けの目)やスカラベが使われているかと思えば、その先にはパルテノンの彫刻を思わせる見事なヴィーナスの彫像が優雅に佇み、さらにもっと時代が下るとビザンチンの豪華な特大モザイク画が登場するという具合で、ポエニ戦争で一度滅んだものの、その後新たに復興してからも長い歴史のあった国だったのがよく判ります。写真パネルで紹介された今のチュニジアに残る遺跡も見事なもので、ローマ以前の古いカルタゴの面影こそあまりないものの、最盛期にはさぞかし豊かに栄えた国だったのでしょうね。
 ところで展示の方ですが、輸入品や外国の影響を受けたものだけでなく、もちろんカルタゴ独自の宗教由来のものもありました。特に繰り返し出てくる女神タニトのシンボルはとりわけ目を引きましたが、華やかな金の装飾品や見事なコインを作った国にしては意外なくらい素朴と言うかシンプルなマークなのが面白かったです。大丸ミュージアムは広さとしてはむしろこぢんまりした会場ですけれど、なかなかどうして盛りだくさんの大変贅沢な内容で、予想以上に大満足でした。

 それにしても、カルタゴのアクセサリーはどれも実に華やかで美しく、中でも精緻な金細工や鮮やかな紅玉髄等を組み合わせたネックレスは一際豪華で綺麗でした。大粒のダイヤやルビーやエメラルド等を使った後世の装飾品も綺麗だと思うし目を引かれますが、ああいう古代のちょっと素朴な味わいのあるアクセサリーも、カッティングした宝石とはまた違う独特の魅力がありますよね。今回グッズは買わなかったのですが、あんな感じのストラップかブレスレットがあればぜひひとつ欲しかったです。

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