スポンサーサイト

 --/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)
タグ :

We love ASHURA!

 2009/03/31(Tue)
20090331132228


 今日から始まりました阿修羅展、早速行ってきましたが、年度末だというのに凄い人出でした。いやまあ世間では春休みの方々もいらっしゃるとはいえ、それにしてもうっかり出発が遅れて9時少し過ぎに上野に着いたら、既に正門前まで溢れんばかりの行列…一瞬、これは1時間待ちくらいになるかと覚悟したのですが、幸い殆ど待たずに入場できてほっとしました。(実は会場内でも音声ガイド待ちの行列が凄かったのですが、それはさっさとすっ飛ばし。^^;)

 ともあれ、阿修羅です。(「興福寺展」と言わず「阿修羅展」とするところが何ともはや。笑)
 例によって多少混雑している入口付近は問答無用で後回し、十大弟子と八部衆の七体は一応それなりに(笑)見て、急ぎ足で特別展示コーナーへ入ると、照明を落とした広い空間の中央にどーんと、というにはやや小さな阿修羅像がスポットライトを浴びたように佇んでいました。展示はレオナルドの受胎告知の時と似たような感じで、少し離れた高いところからも見下ろせるようになっていましたが、やはり一度は間近で見ねばなりません。幸いまだそれほど混んでもいなかったので、しばらく待ってから正面の最前列に陣取り心行くまで堪能してきました。…幸せ…(^^)
 もちろんそれ以外にも四方八方からじっくり観察、やっぱり正面の顔が一番綺麗だなあとか横から見るとちょっとせり出したような感じなんだなとか、そういえば八部衆の中で一人だけ甲冑じゃないんだなとかでもやっぱりところどころ金色が残っているなとか、個人的に色々新しい発見もあって大変面白かったです。ただ後で絵ハガキの写真を見て気付いたことですが、耳のあたりや髷?にかすかに残っている元々の鮮やかな朱赤がやや暗い会場ではよく見えなくて、それだけがちょっと残念でした。
 また、今回初めて八部衆全員を間近で見ましたが、阿修羅以外で一番心惹かれたのは五部浄でした。惜しいことにこれだけが不完全な形でしか残っていないのですが、阿修羅ともどこか似通う憂いを含んだ表情がとても魅力的で、もちろん絵ハガキもしっかり購入してきました(^^)
 しかし東博のサイトの八部衆勢揃いの写真でも改めて思いましたが、阿修羅ってあの八人?の中では一人だけ物凄く浮いているというか、姿形にしろ服装?にしろ、顔だけ鳥の迦楼羅よりも飛び抜けて異色の存在ですよね。千尋は仏像のお約束についてはあまり詳しくはないですし、また八体全てが同じ職人の手になるものかどうか知りませんが、これだけ阿修羅一人が別格ともいえる作られ方をしているとなると、製作者も阿修羅にはよほど何か強い思い入れがあったのかしらなどとふと思いました。(しかしよく考えてみると、そもそもこれ以外の阿修羅像というものをきちんと見たことがなかったり…汗)

 ともあれ、今回は仏像中心とあって会場の広さの割には展示数は少ない方でしたし、阿修羅像と反対側のコーナーははっきりいってがらがらだったのですが、出がけに電車に乗り遅れかけて慌てていたこともあって、何だか大変気疲れしてしまいました; 会場を出た後は裏庭を軽く散策してお花見を楽しみ、博物館を出たのは結局お昼少し前のことで、その頃には阿修羅展は40分待ちになっていたようです。まあ今日の会場前の行列で先頭にいた人は絶対それ以上待ったはずですし、会場内も入場制限が効いてそうひどい混雑ではなかったので、結局思ったほどの大混乱にはならなかったようでした。(まあ何と言っても初日ですし)
 とはいえ、出足としては文句なしに去年の琳派展どころではなく、他に科博の恐竜展や西美のルーヴル展も結構な混雑の中での話ですから、やはり凄かったようです。私ももうしばらくしたらまた阿修羅に会いに行きたいなーと思っていますが、はてさて何時に着いたら一番乗りになれるんでしょうねえ…

P.S
 そういえば、最初にチラシ見た時「…何で阿修羅でピンク?」と思ったのですが。
 今日見に行って初めて、「そうか、春で桜の季節だからピンクだったのか!」とようやく気がつきました。(といっても会期始めのうちだけですけどね。笑)

スポンサーサイト
タグ :

幻のガラス 薩摩切子

 2009/03/28(Sat)
20090416223415


 さて、カルティエに引き続いてこれも今日からサントリー美術館で始まりました、「一瞬のきらめき まぼろしの薩摩切子」も午後に行ってきました。
 思えばサントリーとはもう結構長いお付き合いになりますが(笑)、その割に薩摩切子の所蔵品にはなかなかお目にかかる機会がなくて、ずっと気にかかってはいたのです。それが今回、所蔵品のみならず国内外からも多数の名品が大集結と聞いて大歓喜、これのために年間会員登録してしまった(笑)と言っても過言ではないくらい、大変楽しみにしていた美術展のひとつでした。
 ちなみに私が初めて薩摩切子の存在を知ったのはまだほんの子どもの頃で、改めて調べてみたらどうやら前回サントリーで開かれた薩摩切子展(1982年開催「薩摩ガラス」)よりも前のことだったようです。母の買っていた雑誌の特集でたまたま読み、おかげで早くから超限定の貴重品だということは知ってましたが、それ以上に美しいガラスの器の数々が子ども心にも強烈に印象に焼きついて、以来ずっと憧れ続けてきたまさに「幻のガラス」だったのでした。

 で、展示内容ですが、これまた期待に違わずそれはもう圧巻の一言に尽きました。最初にいきなりコーニング美術館よりはるばる里帰りのデキャンタ1対がお出迎え、その後はまず舶来ガラスのコーナーから始まりますが、真打薩摩切子のコーナーに入るとひたすら溜息、溜息です。最も代表的で作品数も多い赤いガラスはもちろん、深い藍色や紫のぼかしもとにかく美しく、また模様のパターンも似たようなものを使いながら形もデザインも実にバリエーション豊富で「え、こんなものもあったの?」と何度も驚かされました。中でも極めつけはかの篤姫の嫁入り道具と思しき、ミニチュア薩摩切子の雛道具一式(!)という信じられない代物です。あんな小さいものをよくまあとは他の蒔絵の雛道具でも何度も思ったことですが、まさか薩摩切子であれをやるとは…職人魂恐るべし(笑)

 なお展示品には他にも文鎮?や筆洗等の洒落た文房具もありまして、そこでふと思ったのですが、女性用というなら櫛や簪などは作らなかったのでしょうか? 江戸時代末には既にガラスの髪飾りも色々ありましたし、デキャンタ等に比べてむしろ形としてはそう難しくないだろうから(文鎮なんてそのまま笄になりそうなんですが。笑)、その気になればそれこそお姫様の嫁入り道具に豪華な薩摩切子の髪飾り等もできたのではないかしら、と思うのです。現存する薩摩切子の大半は、お皿はともかくデキャンタだのグラスだの杯だのとお酒関係のものがやたら多いですけれど(笑)、綺麗なものを喜ぶことにかけては女性はそりゃあ熱心ですし、作ってあげたら篤姫だって絶対喜んだと思いますよ!

 で、それで常々私が考えていることなのですが、現代復元されている薩摩切子で、あの細かい魚子紋(いわゆるストロベリーダイヤモンド)のダイヤ型を使ったペンダントやネックレス等を作ろうと考える人はいないのでしょうか。ガラスのジュエリーはバカラやラリックでもおなじみですし、とりわけ薩摩切子のあの美しいぼかしはモダンなアクセサリーにしても十分鑑賞に堪える素敵なものになるに違いない、と思うのです。ちなみに今回売店ではレプリカのグラスを販売していて、それはそれで大変綺麗だし東博でも扱ってるし(笑)悪くはないのですが、あったら絶対買うので誰か企画してくださいー!(ただし鉛ガラスは脆くてしかも重いらしいので、その点はちょっと取扱要注意…かな?)

 まあそんな話はさておいて、今回はカタログもそれ一冊だけで薩摩切子の貴重な写真集といってもいいような素晴らしいものでした。ただ何故か今回ポストカードの販売は一切なくて、またしても「えーあれとかこれとか欲しかったのにー!」と、それだけがちょっぴり心残りではありましたね。(まあ個人蔵も多かったので、許可の問題等あったのかもしれませんが)
 それにしても、わずか10年足らずの間に作られた幻の製品で、しかもガラスという非常に壊れやすい材質にもかかわらず、よくぞ百数十点もの実物が今まで残ってきたものだと思います。確かに薩摩切子は同時からいわば一流のブランドとして、明治以降も貴族や政治家などに愛好されていたようですが、それにしても今回の出品も大半が多少の欠けか小さな傷を除けば殆どひび割れもない綺麗なものばかりで、元々の美しさもさることながら薩摩切子を大事に愛して守ってきてくれた多くの人たちがいたことをしみじみ痛感しました。
 今回それらを集めてくれたサントリー美術館様も、改めて本当にありがとうございます。そしていつか、30年後にでもまた特別展をやってくださいね!(笑)

P.S その後ネットで調べてみたら、やっぱり薩摩切子のアクセサリー作ってるところもありました。ただ私が欲しいストロベリーダイヤモンドはなかったので、ちょっと残念…

タグ :

上野の春スタート

 2009/03/28(Sat)
 本日より東博で始まりました「Story of …」カルティエ クリエイション、朝一番で行ってきました。内容は期待通りそりゃあもう素晴らしかったのですが、観覧後に図録を見て仰天。参考図版&解説がやたらと多いのはいいとして、こちらにとっては何より肝心な展示品の図版が非常に少なかったのです。えー、あれとかあれとかあれの写真楽しみにしてたのにー、ポストカードにだってないのにー!!と泣きの涙、なまじ展示内容が超一級だっただけに、最後で非常に悲しい思いをさせられて正直がっくりでした。
 …もっとも、帰宅してから気付いたことですが、実は今回の展示内容、2004年に京都の何故か醍醐寺で開催されたカルティエ宝飾デザイン展にも出たものがかなり多かったのです。幸いこの時の図録は普通にアップ撮影の図版中心で、お値段忘れましたがやたら高くて散々悩んだものの「巡回しませんよ、ここでしか買えませんよ」とそそのかされて(笑)買ってしまったのですが、買っておいてよかったーとやっと少しほっとしました。(でも一番綺麗だと思ったサファイアとルビーの写真はやっぱりなかった。涙)

 そんなわけで、今回の図録はあっさり買うのをやめましたが、とはいえやはり展示そのものはどれも大変に見応えがあって、宝石好きには大満足でした。作品のジャンルもオーソドックスなジュエリーから時計、雑貨、果ては剣(!)に至るまで様々で、展示を見ながらカルティエの歴史を辿っていけるというコンセプトはなかなか面白かったです。(まあ私は普通に宝石を見るのが一番のお目当てでしたけれど。笑) そして最近ではティアラ展等でまだ記憶に作品もちらほらありましたので、そちらの常連さんには「あ、また会えましたね~」という楽しみもきっと多いですよ。

 ともあれ、初日の午前中とあって公園の花見混雑をよそに館内は割合静かなものでした。まあ阿修羅展が始まったらとてもこんなのどかではないでしょうが(笑)、それはまた来週のお楽しみ(^^)

タグ :

錦織が描く源氏物語

 2009/03/18(Wed)
 ここしばらくチェックしていなくて見逃していましたが、来月から大倉集古館にて、以前も開催された西陣織による源氏物語絵巻展が再びやってきます。作者の山口伊太郎氏は2007年に作品完成を待たず惜しくも亡くなられましたが、初めてTVで西陣織の華麗な絵巻を見た時、そして2004年に実物を目にした時の感動は忘れられません。去年に完成した絵巻が京都の相国寺承天閣美術館でお披露目された時には残念ながら行けなかったので、久しぶりに実物にお目にかかれるのが大変楽しみです(^^)。

公式サイト:山口伊太郎遺作「源氏物語 錦織絵巻」展

参考リンク:山口伊太郎 100歳の仕事

タグ :

新羅とローマの意外な関係

 2009/03/12(Thu)
 先日、ちょっとした縁で面白い本に出会いました。

ローマ文化王国‐新羅ローマ文化王国‐新羅
(2001/07)
由水 常雄

商品詳細を見る


 日本でガラス工芸と言えばこの方を抜きでは語れない、研究者でご自身も工芸作家でいらっしゃる由水氏の力作です。不覚にもつい最近初めてこんな著作が出ていたことを知りましたが、おかげで久々に「事実は小説よりも奇なり」を地で行くスリリングでわくわくするような仮説に出会いました。東アジアの外れに位置する新羅王国が、何故か西の果ての(古代)ローマ帝国と密接な繋がりを持っていたかもしれないなんて、想像するだけでもどきどきしますね。(そして塩野七生氏のおかげで、古代ローマについていくらか知識のついていたことを改めて感謝。笑)

 そうしたらタイミングよくというか、この前出かけた松岡美術館で、明後日14日から始まるというMIHO MUSEUMの特別展「ユーラシアの風 新羅へ」(3月14日~6月7日)のチラシに遭遇しました。しかも出展予定の写真を見て仰天、まさに由水先生の本に登場する新羅の発掘品がぞろぞろ出ているのです。うわー、これはぜひ見たいー!と大興奮、しかし何しろ場所がMIHO MUSEUMでは、(前々から色々面白そうで大変興味はあるのですが)京都行くよりよっぽど面倒なんですけど(^^;)と頭を抱えていたら、その後古代オリエント博物館にも巡回予定(8月1日~9月6日)とありまして、ではそっちへ行こうと即決定しました。あーよかった(^^;)

 ともあれ、どこか正倉院の紺瑠璃杯にも似た青いグラスや、ケルト風の文様で飾られたきらびやかな宝剣など、本の表紙にも掲載されたお宝の実物を日本で拝見できる滅多にないチャンスです。古代史好きには洋の東西問わず必見ですので、関東近辺の皆さまは夏休みの予定に忘れず入れておいてください。(そしてできれば、上記「ローマ文化王国新羅」で事前に予習しておくともっと楽しめます。^^)

タグ :

久しぶりに、白洲正子

 2009/03/08(Sun)
 最近白洲次郎・正子夫妻が何やら話題になっているようで、以前買った↓こんな本を久しぶりに引っ張り出してきました。

 
花にもの思う春―白洲正子の新古今集 (平凡社ライブラリー)花にもの思う春―白洲正子の新古今集
(平凡社ライブラリー)

(1997/07)
白洲 正子

商品詳細を見る


 何がきっかけかはよく覚えていませんが(多分骨董系?)、千尋が先に名前を知ったのはまず奥さんの方でして、なのに唯一持っている本は何故か新古今集です。(笑) 一頃桜関係の文学誌の類をやたら読み漁ったので、確かその絡みでこの本も買ったのですが、思ったのとはちょっと違ったのと新古今はよく知らなかったのとで、結局あまりしっかり読んだことはありませんでした。
 で、しばらく経ってから、今度は書店でちらほら旦那(次郎さん)に関する本も見かけるようになりまして、特に若い時の写真は「うわー、あの人の旦那さん、こんな男前だったんだー」(笑)というのが第一印象でした。しかもただ整ったハンサムというだけでない、何と言うかいい面構えの人で、生き様もなかなかに格好いい人だったようですね。

 
白洲次郎 占領を背負った男 上 (講談社文庫)白洲次郎 占領を背負った男 上 (講談社文庫)
(2008/12/12)
北 康利

商品詳細を見る

  (問題の写真。笑)

 とはいえ、気になりつつも結局本を読んだわけでもなかったのですが、最近ドラマになってやけに人気が出ていると聞いたら、久しぶりに奥さんの本も読み返してみようかという気になりました。千尋は元々平安中期くらいが得意分野で、院政から源平合戦くらいまで下るともう人間関係のややこしさがいまだによく判らなくてちょっと苦手なのですが、改めて読んでみるとこの本は研究者の著作とは違って比較的とっつきやすく、文章も平易でなかなか判りやすいのです。特に後白河院や俊成・定家親子など、当時の代表的な歌人たちの人となりについて述べるくだりは、まるでその人たちを目の前にしているようなリアリティと愉快さがあって、今度はとても楽しく読むことができました。

 ところで話は少々ずれますが、本の冒頭でいわゆる三大和歌集、すなわち万葉・古今・新古今についてちょっと長く触れたくだりを読んでいたら、何だか琳派の宗達・光琳・抱一の移り変わりを連想させるなと思ってふとおかしくなりました。確かに芸術にしろ文明にしろ、比較的単純明快なところから始まって次第に発展・成熟していく過程はどれもある程度似たようなものでしょうが、特に宗達と万葉集とか、抱一と新古今集というのは何となく相性がよさそうだなと感じたのです。
 もちろん、千尋は和歌といえば百人一首にちょっと有名なものを多少プラスした程度の知識しかないので、あくまでそういう素人の漠然としたイメージなのですが、白洲正子は本の中で新古今を再発見したのは宗達と光悦ではないかというようなことを述べていて、確かに光悦は新古今やら百人一首やらをたくさん書で書いていますが、宗達もそうなのかなあとちょっと意外な気がしたのです。宗達の技術は凄いとよく言われますが、私のような素人の目には彼のそういう凄さというものはあまりよく判らなくて、むしろ作品に満ち溢れるのびのびとした闊達なおおらかさが魅力的だという印象の方が強いので、技巧的にいうなら光琳のデザインセンスや抱一の繊細な緻密さの方が判りやすいのですよね。

 ともあれ話戻って、新古今の時代というのは「既に言いつくされたことを、どうやって料理するかが問題」だったということで、なるほどそれであの辺の和歌は凝りに凝って本歌取りだの何だのの注釈だらけの判りにくいものが多いのかと、遅まきながらようやく納得しました。しかしそうなるとこの分野はこれからもっとしっかりお勉強しなければいけなさそうですが、他にも色々お勉強しなきゃいけないことはたくさんあるし、まあのんびりゆっくりやっていきましょう。

タグ :

美術展と言えば

 2009/03/08(Sun)
 今月20日春分の日に、アート・ドキュメンテーション学会主催のシンポジウム「いま、あらためて展覧会カタログを見直す」が開催されるそうです。実は千尋も今回初めてこのような学会があることを知りまして、常日頃美術展通いを趣味とする愛好家としてはもちろんのこと、本職の図書館屋としてもこの議題は大変に興味があり、忙しい時期なのですが行ってみたいなあとただ今少々悩んでおります。美術そのものというよりそれを巡る情報やメディアについての方が主題のようですが、参加は無料でどなたもご自由にとのことですので、興味のある方は下記サイトをご覧ください。

展覧会カタログ総覧』刊行記念シンポジウム
「いま、あらためて展覧会カタログを見直す」
 会場:和光大学附属梅根記念図書館
 日時:2009 年3月20 日(金) 春分の日
    13:00-17:30(図書館見学は12:00 から)
 http://www.jads.org/news/2008/0320.html

タグ :

春は東博!

 2009/03/04(Wed)
 薄々予想してはいましたが、この春は東京国立博物館が予想以上に凄いことになりそうです。(^^;) 阿修羅展の開場時間が大幅延長、金曜ばかりか土日祝日も夜8時までだそうですが、何しろあの阿修羅ですから、それでもどうなることやら…(笑)
 ともあれ、ここまで来ると穴場を狙うのはまず無理そうなので、極力どこかで平日の朝一番を狙うしかないかなと悩みつつ、久しぶりに会う阿修羅はやはり楽しみなのでした。もうかれこれ十年以上?昔に興福寺で一度見てきたきりですし、展覧会ならではの360度鑑賞ができるのも期待ですね。

 国宝阿修羅展 公式サイト
 http://www.asahi.com/ashura/

 ところで、もう一つの目玉のカルティエ展ですが、こちらもようやく公式サイトが発足したようです。と言ってもまだそれほど詳しい情報は出ていませんが、覚書も兼ねて。

 Story of... カルティエクリエイション 公式サイト
 http://www.storyof.jp.msn.com/

タグ :

2月の美術展

 2009/03/01(Sun)
 先月は色々慌ただしかったのと途中で風邪引いて沈没したのとで、あまり美術展へ出かける余裕がありませんでした。それでも加山又造展は何とか頑張って2回行きましたが、後は以下3点だけです…残念。

 ・文字の力・書のチカラ [2009.2.7](出光美術館)
 ・松岡映丘とその一門 [2009.2.7](山種美術館)
 ・国宝 三井寺展 [2009.2.28](サントリー美術館)

 まず出光の「文字の力~」は、このテーマには珍しく酒井抱一の扇子が出ているとの情報に、終り近くなって慌てて飛んで行きました。(Takさんいつもありがとうございます) 抱一さんの書はちょっと独特の癖のある達筆で、正直殆ど読めないのですが(苦笑)、直筆だと思うと絵とはまた違ったどきどき感があります。そしてその近くにあった田中抱二の「花街柳巷図巻」も江戸琳派らしい淡白な洒脱さが悪くない絵でしたが、絵の中に書かれていた句「元旦やさて吉原は静なり」って、確か抱一さんの作なんですよね。
 ともあれ、書というもの、とりわけかな文字は殆ど読めないのがちょっと悲しいところですが、それでも読めないなりに綺麗だなあと思うことは多いですし、また今回出ていた石山切などの華麗な料紙を見るのもとても好きです。つい先日も「美の壺」で取り上げていましたが、しかし定家の文字は別に読みやすく書いたんじゃなくて、ただ下手なだけだと思うんですが…(笑)

 次に山種の「松岡映丘~」は、元々彼の作品は好きだったのですが、今回やっと初めて名前を覚えました(ごめんなさい)。毎年桜の時期になるとよく「春光春衣」が展示されていて、一際華麗な平安朝の世界にとても惹かれていたのですが、今回チラシの絵を見て、あんなマニアックな画題も描いていたことにまたちょっと驚きました。だってかなりの日本史(それも古代)マニアでもなければ、醍醐天皇のお母さんが生まれた時の逸話なんて多分知らないですよ…(でもこれはこれで、田舎家風の佇まいがまた風情があっていい絵でした。^^)
 またもうひとつ、ちょっと驚いたのが掛け軸の「斎宮女御」で、こちらはぐっと抑えた殆ど墨だけのかなり渋い作品でした。これまた古典好きなら一見して「琴の音に峯の松風かよふらしいづれのをより調べそめけむ」という和歌に因んだものと判りますが、通常の三十六歌仙図では逆にああいう絵柄は殆ど見かけないので、絵は古風なんだけれど何だか新鮮で面白かったです。佐竹本もそうでしたが、歌仙図の斎宮女御は高貴な身分のためかとても華やかな色彩で描かれることが多い人ですけれど、確かにあの歌にはむしろ無彩色の方が似合っているかもしれませんね。

 さて最後、サントリーの三井寺展は、何と言っても秘仏の黄不動でしょう。しかしこの不動様、通常見慣れた不動明王のように髪を束ねて垂らしているのではなく、むしろ絵本の赤鬼や青鬼のような巻き毛(螺髪?)で、ああいうヘアスタイルは初めて見たのでこれまた意外でした。しかしさすが秘仏だけあって、千年以上昔のものとはとても思えないくらい、保存状態が大変良好で彩色も綺麗に残っていたのが感動的でした。

 ところでそのサントリー、3月末からいよいよ待望の薩摩切子展が始まりますが、それより少し早い19日から同じミッドタウン内の虎屋で例の京都の染物師・吉岡幸雄さんの展示会が始まるそうで、こちらも大変楽しみです。展示スペースはかなりこぢんまりと可愛らしいところですが、5月31日までとかなり長期の開催なので、薩摩切子の後に染物を堪能するのもいいですね。(そして疲れたら和菓子とお茶で一服。笑)

タグ :
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。