琳派400年(1) 箱根の琳派・岡田美術館展

 2015/01/28(Wed)
 今年は琳派誕生から400年ということで、京都を中心に早くも色々な企画が目白押しですね。中でも一番楽しみなのはもちろん、MOA美術館根津美術館による真打最強タッグ「紅白梅図と燕子花図」です。これは2008年の大琳派展でも実現しなかったまさに夢の企画で、今度こそはと密かに願っていただけに、去年第一報を知った時にはもう狂喜乱舞でした。ついについに、琳派ファン最後の野望(笑)が叶う日がやってきたのですね!!

 というわけで、「紅白梅図と燕子花図」はまずMOAで第1弾が来月から始まりますが、一足先に現在日本橋三越にて「岡田美術館所蔵 琳派名品展」(2015/1/21-2/2)が開催中です。箱根に開館したばかりの美術館だそうで、さて一体どんな作品が出ているのかなと足を運んだところ、殆どが初めて見る作品ばかり(しかも傑作揃い)なのに仰天しました。
 この岡田美術館、元千葉市立美術館館長の小林忠先生が館長になられたのは知っていましたが、それにしてもこれほどの凄い琳派コレクションが一体今までどこに埋もれていたのかと、正直唖然呆然です。今まで国内の琳派コレクションといえば東は出光、西は細見と思っていましたが、この2館にも引けを取らない素晴らしい内容でした。
 今回の出展では、大好きな酒井抱一は 2011年の大回顧展で初めて見た「月に秋草図屏風」に加え、お馴染み十二か月花鳥図の新シリーズか?と思うような掛け軸があったのにまずびっくり。また光琳の白菊の金屏風は、いかにも彼らしい華やかな美しい作品で、しかも保存状態が大変良好なのも嬉しいところですね。
 変わったところでは、鈴木守一の富士図屏風が大変斬新でモダンな印象で、一方守一の父基一は対照的に、珍しい紫木蓮の掛け軸が何ともシックな佇まいで素敵です。工芸作品でも、光琳蒔絵の硯箱や乾山の角皿等、これまたお馴染みの漆器や焼き物も充実しており、さらに時代下って神坂雪佳や加山又造の作品もしっかり顔を揃えていて、とにかく溜息、溜息でした。

 ともあれ、箱根の美術館はまだ訪れたことがないので、いずれぜひ行ってみたいと思います。なお琳派とは関係ないですが、以前話題になった歌麿の大作「深川の雪」が次回4月から再公開されるそうなので、前回行けなかった方もお見逃しなく!


岡田美術館公式サイト:
http://www.okada-museum.com/

追記:
 結局1/25の一回だけでは足りなくて、1/30に再び行ってきました。東京は朝から雪だったこともあってか、夕方訪れた時は大分空いており、おかげで光琳の菊図屏風(六曲一双)をゆったり鑑賞できて嬉しかったです。

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コメント
こんばんは。
TBありがとうございます。

細見さんが所蔵してた琳派作品も現在、岡田美術館の所蔵となっているものもあったりします。「対決展」に出た名品も!
【2015/02/01 00:10】 | Tak #L8AeYI2M | [edit]
こんにちは、こちらこそTBありがとうございました。
岡田美術館は今回初めて所蔵品を見て、大げさでなく会場で腰を抜かすかと思いました。琳派以外にもまだまだ素晴らしい作品をたくさん所蔵されているそうで、箱根へ行く楽しみがまたひとつ増えました!
【2015/02/01 22:50】 | 飛嶋千尋 #- | [edit]












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